ペットの為のフロアコーティング
犬のケガの原因は約7割が家の中で起こっています。お散歩中は飼い主がリードで繋いでいる為、危険な行動をとる事が少ないですが、家の中ではリードを付けない為、ペットにとってはとても動きやすい環境です。一人ぼっちでお留守番している時は大人しく寝ている事が多いですが、飼い主と一緒の時はここぞとばかりに遊んで攻撃が・・・。
室内でのケガや事故で一番多いのは異物誤飲ですが、室内を走り回る事が原因で起こる脱臼、骨折、椎間板ヘルニア、靭帯損傷・断裂を合わせると異物誤飲を抜いて一番のケガ・事故となります。
滑るフローリングではペットが元気よく走り回ると足が空回りし、滑らなすぎる床では足が突っかかってしまい、足腰、膝、関節に負担がかかってしまいます。それでも元気な子犬は気にせず走り回っていますが、蓄積された負担はいずれ大人になった時のケガの原因となっています。ペットの足腰を考えた商品はいくつかありますので、室内でペットが快適に暮らせる商品を比較してみました。
比較してみました
タイルカーペットとコルクマットは弾力性が強く滑り止め効果がとても高いですが、ペット用ワックスは思ったより滑り止め効果はありません。フロアコーティングはタイルカーペットとコルクマット程の防滑性はありませんが、適度な滑り止め効果で生活しやすい柔軟性があります。
価格比較(リビング15帖想定)
イニシャルコスト | 30年後を比較 | |
ペット用ワックス | 1,500円 | 90,000円 |
(1,500円×2回/年×30回) | ||
ペット用タイルカーペット | 96,000円 | 288,000円 |
(1,000円×96枚) | (96,000円×3回/10年ごとに張替) | |
コルクマット | 30,000円 | 180,000円 |
(10,000円/6帖用×3セット) | (30,000円×6回/5年ごとに張替) | |
フロアコーティング | 80,000円~100,000円 | 80,000円~100,000円 |
(他の部屋もまとめて施工で割引) | (初回のみの出費) |
1回の価格は断然にペット用ワックスが安くお手頃に試せますが、効果の持続性と年2回塗り直しの労力を考えるとコストパフォーマンスは良くありません。
タイルカーペットはホームセンターで売っている万能タイプ1枚300円程度ですが、ペット用の物は割と高額となります。
フロアコーティングは1度の価格は高いですが、一度施工してしまえば長期間効果が持続するので、20年後30年後を比較すると割と安くなります。
滑り止め効果以外のメリット
フロアコーティングはペットだけではなく一緒に住む家族にも暮らしやすい環境へと変わります。
ペットと一緒に暮らしていて大変なのは、毎日のお散歩とお掃除。お掃除はおしっこシートや飲み水はこまめに交換してあげないと、衛生面に不安が残りますが、どんなにこまめに交換をしても、水はねやおしっこのはみ出しはどうしても起こってしまいます。
また春と秋には毛の生え変わりでカーペットだと抜け毛を掃除するのは手間が掛かってしまいます。
フロアコーティングは耐薬品、耐水、傷の耐久に優れている為、ペットと一緒に暮らす家族の負担を大幅に減らすことが出来ます。
掃除方法 | 耐水 | 傷の耐久 | |
ペット用ワックス | 雑巾がけOK | ○ | × |
※仕上げに乾拭き必要 | 染み込む速度低下 | 塗膜が弱い | |
ペット用タイルカーペット | 掃除機 | × | ○ |
汚れたら洗濯可 | 水分が染み込む | 毛並みで傷が目立たない | |
コルクマット | 掃除機 | × | × |
汚れたら交換 | 水分が染み込む | 表面が削れる | |
フロアコーティング | 水拭きOK | ◎ | ◎ |
アルコール拭きOK | 撥水撥油 | 高硬度の塗膜 |